再会

私がこんなコンディションでなければ,
このまま,さらって行くのに.


電話がかかってきた,私の大好きな,変わらない声だった.
その頃の気持ちが,ぶわっと,あふれてきた.


即日,お食事の約束を取り付ける.

お食事

これまでの,お互いの10年を埋めました.
時計の針は,“今”をさしています.


3Fのバーに上がって,食後のカフェラテを飲みながら,
今よりも少し先,未来の話をしました.
相手は,困っていました.

おさんぽ

お店を出て,殺風景だけど,静かな場所を歩きました.
ベンチで,ゆっくりお話をしました.

銀色絵本

私の中で,閉じることの出来なかった本には,
新たなページが加わりました.


この先,どんどん豊かな物語が記されていくことを祈っています.